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2008年 04月 29日
展示でフェッラーラへ赴いた際、こだわりジェラテリア発見。 ギャラリーに到着前、ちょっと腹ごしらえを…と思えども、中途半端な時間帯な上、1人でトラットリアに入る気にもならず。そこで何か甘いモノでも…と思い立ち、のどかな広場に面した雰囲気のよいジェラテリアへ踏み込む。 旬のメニューは毎月変更されるらしく、こだわり素材の説明が壁に掲示されてる。厳選されたオーガニック食材:アマルフィとシチリアのレモン、ピエモンテの小さな有機農家から届けられた卵、クリーム系ジェラートの基盤・イタリア牛のみの新鮮な牛乳、イタリアで唯一保証された質を誇るピエモンテ産ナッツなどなど。品質へのこだわりは半端ない。それでいて価格はごく普通。私は直感的に洋梨とトロンチーノをセレクト。お店のテーマ「かつてのジェラート」の通り懐かしい味。おいしい! 帰ってからネットで調べてみたら、もはや有名なジェラート屋だった。2003年にピエモンテ州トリノで第一号店をオープン。そのこだわりの美味しさと厳密な品質管理がたちまち注目を集め、スロウフードの“Master of Food 2005 e 2006”の称号を得る。 海外初出店はNY(ニューヨークタイムズにて1ページで特集されたとか)、もはやミラノを始めイタリアの主要都市にも出店している。 そして、ついに彼らの夢が実現する。ピエモンテ州に彼らの農場を開き、品質の保証された果物を収穫するという野望。自然を尊重しながら、昔ながらの農法を用い、技術者やトリノ大学の協力を得て、自然環境とジェラートのために最良の農業を模索している。 すべての詳細はこちらでどうぞ。 イタリアにはスターバックスがいまだ一軒も存在しない。ダンキンドーナツもサブウェイもない。世界中の大都市にはびこるファーストフード系のショップがごく少なく、昔ながらのバールやお菓子屋が尊重されている。彼らのこだわりと自負なのだろう。 いろんなとこでいい加減、政治はめちゃくちゃ、本当に呆れることばかりのイタリアではあるが、美味しいもの、美しいものに関する情熱には頭が下がる思いだ。これにかけては天才かもしれない、と常々思う。足元にある普通の生活を豊かに楽しむ秘訣を彼らは知ってるのだ。 ジェラート&チョコレートブームで次々とこだわりのジェラテリアがオープンしているミラノ。そういえばスカラ座の近くに装飾の少ない地味なジェラテリアがあった…あれがGROMのミラノ店だったのだ。いろいろありすぎて気付いてなかったけど、次回からはぜひGROMでジェラートしよう。
by caopom
| 2008-04-29 19:28
| イタリア
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