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2008年 06月 15日
ジョン・ケージのインタビューより。
Tanta gente nella nostra società fa un giro in strada o in autobus ascoltando la radio e la musica in cuffia e non sente il mondo attorno a se. Ascoltano solo quello che hanno scelto di ascoltare. Non riesco a capire come mai ignorino questa importante e libera esperienza. Gran parte della gente acceca se stessa. Quindi, l’obiettivo del compositore si rivela essere prima di tutto quello del missionario. La musica è per “cambiare la mente”, non per “capire” ma per “essere conscio”. 現代社会では、多くの人がヘッドホンでラジオや音楽を聴きながら、路上やバス中を移動していて、自身を囲む世界に耳をすましていない。聞こうと選んだものだけ聞いているのだ。私には、どうして彼らがこの重要で自由な経験を無視するのか、理解に苦しむ。大部分の人々は、自分自身を外部から遮断している。よって、作曲者の目的は、先ず何よりも伝道師のそれであることを示す。音楽は、「意識を変える」ためのものである。「理解する」ためのものではなく、「意識する」ためのものである。 こう言って、ノイズも音楽たり得ることを「意識させる」ことを伝道したケージ。自分の周りの、あるがままの音に耳を向けることを推奨した。 iphone発売まで1カ月を切った。世の中はますます音楽と携帯電話とインターネットで埋められてゆく。情報と音楽の素晴らしいデジタルツール。私もほしい。 でも、ときにはイヤホンをはずし、携帯やメールやネットをオフにして、あるがままの世界に耳をすますことがますます大事になってくる。ケージのインタビューはもはや数十年前のものだが、まさにこのコミュニケーションツールに毒されすぎた社会にこそ大きく響く。 最近、自分方位の情報・音だけ得たり発信したりすることによって、自己中心的でバランスのとれてない人が起こす凶悪的な事件が頻発してる。 ヘッドホンをはずし、周囲に耳をすます…。 そこから始まる世界とのコミュニケーションもある。
by caopom
| 2008-06-15 07:21
| 音楽
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