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2008年 03月 17日
スイス人2人組アーティストPeter FischliとDavid Weissのイタリアでの初回顧展"Altri Fiori e Altre Domande"展が本日で幕を閉じた。Fondazione Nicola Trussardi (トラサルディ財団)主催で、ミラノのCorso Magentaにある古い豪邸 Palazzo Littaを舞台に、彼らの個性的なビデオ作品や彫刻がインスタレーションされた。
1979年以来コラボを続けるFischli(1952)とWeiss(1946)はチューリッヒ在住のアーティスト。2003年ヴェネツィアビエンナーレで金の獅子賞を獲ったり、世界中の重要な美術展、ビエンナーレで活躍してきた。 今回の回顧展は、まずPalazzo Littaの美しさだけでも必見に値する。豪奢な装飾、家具、フレスコ画。ユーモアと機知に富む彼らのコンテンポラリーアートが、その空間でふしぎなハーモニーを奏でる。1組のアーティストの作品とは思えないほど多岐に渡る内容、それぞれの空間での見せ方も非常におもしろかった。ちょっとディズニーランドのホーンテッドマンションを思い起こさせるエンターテイメントを感じてしまった。この国の空間性って日本のそれと明らかに異なる。 ここから展示タイトル"Altri Fiori e Altre Domande"のリンクをクリックすると、展覧会写真が見られる。Palazzoの各部屋の美しさも必見。 これで入場料が無料、尚かつ濃い内容。イタリア美術財団の底力を見た。
by caopom
| 2008-03-17 01:39
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