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2013年 07月 04日
色々と更新する内容が増えすぎて、いつのまにか4ヵ月ほど放っておいてしまった当ブログ。急ぎ足で今年に入ってからの主な活動記録を更新したい。
まずは2月初旬ミラノで行ったワークショップ。 こちらはミラノ唯一の紙のショールームPaper&People主催、イタリア マントヴァの出版社コッライーニのコーディネートで行った興味深い一連のワークショップ 「Bookmakers」のタイトルのもと、「自分で考え、自分で印刷し、自分で造り、自分で配本する」本作りのヒントになるような6つのワークショップから構成されている。 第一回「本について考える」by ピエトロ=コッライーニ 出版のプロが"本"という表現の可能性、企画と構成の仕方について講演 第二回「二次元から四次元へ」by クリスティーナ=バルビアノ 特殊な形の本装丁のプロが、1枚の紙を折り束ね、どのようにして時間性を伴った「本」を完成させるか、の実践的装丁講座 第三回「手で本をつくる -1〜50部数までの本-」by 宮山香里 アーティストの立場から、どのようなコンセプトでアーティストブックを作るかの実践的講座。少部数の本作りに適した印刷法を紹介しながら、1つのコンセプトに基づいた本を作る。 第四回「シルクスクリーンで本を作る -50〜200部数の本-」by StraneDizioni シルクスクリーン技法を用いた個性的な少部数本の出版社StraneDizioniのもと、印刷技法を学ぶ。 第五回「機械の世界 -200〜無限数までの本- グラフィックのこだわり出版社TankBoysのもと大部数の本を刷るためのオフセット印刷機械について学び、刷る。 第六回「私から世界へ」 自分の手元から、どうやって世界へ本を届けるか。実際にオンライン等で出版活動を行っている幾つかのグループによる実践を紹介。 http://www.paperandpeople.com/corsi.htm 私は少部数本の印刷と制作を担当。 参加者のレベルが高く、とても興味深い結果となったので、いずれまとめてレポートできたらと考えている。 イタリアにおける、個性的な本のプロ達によるこのような一連のワークショップ、時代のニーズにあったおもしろい企画だと思う。
by caopom
| 2013-07-04 19:30
| ワークショップ
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