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2010年 06月 15日
前回に引き続き…
------------------------------------------------------------- 画家・馬場健太郎さん 場所・観音食堂@大船 鎌倉画廊で個展開催中の馬場さんを尋ね、鎌倉山へ。彼が文化庁助成で1年間ミラノに滞在していた折に、ブレラ美術大学で研修をしていたことから知り合う。色を何層にも塗り重ね、蜜蝋の光を通して、潜む色たちが呼吸をして見えるような絵画を描く。九州男児らしいおとこっけあふれるキャラクターで、お酒を呑みながら絵画論や人生を語る。絵画に向き合う真摯な姿勢から学ぶことも多い。ミラノで、東京で、いままで何度酒杯を交わしたことか。帰国時に彼の展覧会が重なるときは、できるだけ足を運んで、彼の研究の成果と変化を目撃するよう努めている。 帰りがけに、ちょっとだけ一杯…とお誘い頂いたのが、大船駅前の観音食堂。昭和35年創業の鮮魚専門食堂兼居酒屋らしい。新鮮なお魚のお品書きが壁にずら〜っと並ぶ。旬のお刺身や唐揚げをサカナにビール…日本酒。いろいろ美術事情や近況などを話していたら、あっという間に閉店の21時。帰途が長いので、お茶を買って早めに電車へ。お互い大変な仕事を選んでしまったけれど、なんとか励まし合って頑張りましょう。 ------------------------------------------------------------- 伊日翻訳家・さとうななこさん 場所・おっちゃんの台所@吉祥寺 ミラノで一番長いつきあいである友人、ななこ。ミラノの語学学校の初日に出会い、その後も音楽やら本やら、共通の話題が尽きず、ひたすら呑み友達。彼女の日本語に対する徹底したこだわり、そして本と音楽とイイ男への愛の深さは尊敬もの。一緒に泣き笑ったミラノでの生活に一段落つけ、翻訳の仕事を抱えて東京へ本帰国したこの4月。彼女がミラノに居ないというのが、いまだ信じがたい。 吉祥寺に数ある飲食店の中でも、渡伊前から長年通っていたお気に入りの老舗居酒屋「おっちゃんの台所」、まだあるかな…?と通りかかると、やっぱりありました!カウンターのみのアットホームな店内では、絶品の炭火串焼きが堪能できる。こちらのおすすめは生卵にからめて食べるつくね、豚肉のアスパラ巻きなどなど。威勢のいいお兄さん達がよく働いてる。大好物の焼酎を頂きつつ、ひたすら話し続け……イタリアという国は、果たして何だったのか…云々と、話題が尽きず。ふと見回すと私たちが最後のお客。また次回も帰りたい場所。 ------------------------------------------------------------- エディター/ライター・松浦明さん InFrame統括・三浦哲生さん 場所・米花@代官山 デザインや食を中心として、センス溢れるライフスタイルに関わる記事を執筆、編集する松浦さんとの出会いは、ミラノサローネのコーディネートのお仕事にて。その後もミラノや東京でたびたび再会してご飯を共に。パワフルに取材や編集をこなすタフな一面を持ちながら、彼女のやわらかな雰囲気やかわいい声、スローな女性らしさが魅力的。まっすぐな瞳で人のお話を聞く姿勢は、長年プロとしてインタビュー、聞き役に徹してきた落ち着きを感じる。 インテリアやデザインの提案・接客としての長年の経験を活かしつつ、InFrameを統括する三浦さん。松浦さんやその他の共通の知人を持つことから仲良くなったけど、もともとは私のウェブサイトを偶然見つけて作品を気に入って下さったことがきっかけ。デザイン、食、和を大切にする、こだわり人。彼が「いいんですよ〜」とすすめてくれるものって、本当にいいものが多くて、個人的ツボにはまる。きっと琴線が似ているのかも。 食とライフスタイルに深いこだわりのあるお二人が誘って下さったのが、5月27日に代官山ヒルサイドテラスにオープンしたばかりの「米花」。コースの最後に供される美味しいお米を引き立てる、旬の素材を活かした和の品々。器まで徹底されたお酒。コース後半から目の前で土鍋に火が点けられ、ちょうどいい案配でほくほくの茶碗が届く。私たちが選んだのは、蛸と生姜の炊き込みご飯。カウンターに3人並んで、お料理とお話を楽しむ。茶室もある内装はとても上品で、若手の現代アートや陶芸も場の雰囲気に馴染んでいる。 徹底的に、日本人であることの喜びを感じられる場所。 たまにはこんな贅沢もいい。 ------------------------------------------------------------- スタジオエトセトラ 作家向山貴彦さん 作家吉見知子さん 場所・ラヂオキッチン@国分寺 もはや説明も不要な「家族」と言っても過言ではないスタジオエトセトラ。 私と向山が大学の1年U組のクラスメートだったことから全ては始まった。私18歳、彼23歳であった当時に童話物語制作スタート。それがこんな人生に影響する制作活動になるとは当時予想していなかった。その後、彼のゼミ後輩である吉見をはじめ、強力なスタッフのもと童話物語という世界が創り上げられ、今に受け継がれている。 小平市にあるスタジオエトセトラへ恒例訪問。いつものごとく、私の好きそうなコンビニ菓子をお皿に並べて出迎えてくれる。ソファーに座った途端、ひたすら近況やら報告やら人生についてやら(基本的に向山先導で…)しゃべり続ける間に時計の針は何周も転回。これまたいつものごとく、そろそろご飯でも…と車で移動。今回連れて行ってくれたのは、国分寺のかわいいダイニングバー&食堂であるラヂオキッチン。限られた席数の中を、店員さんとお客さんのアットホームな空気が包み込む。カレー、クスクス、グラタン等、美味しそうなメニューが黒板に書かれ、お店のコンセプト「スローフード・ソウルフード・コミュニケーション」も頷ける。あったかい雰囲気の中、またまたおしゃべりは続く…。彼らとは、もはや家族共々旧知の仲で、運命共同体的なところがあるので、話の話題は、家族の事情から、まわりの友達の状況、今後の仕事まで、幅広く、話は尽きないのだ。日本にいつも帰る場所をあたたかく保ってくれる大切な仲間。 ちなみに向山最新作、スタジオエトセトラ2010年度作品「ほたるの群れ」が、docomoによる日本初の携帯雑誌「e★エブリスタ・プレミアム」にて6月7日より連載開始! こちらにもご注目くださいませ。 ------------------------------------------------------------- 今回は超短期帰国でしたが、友人@東京飲食処、個人活動+おすすめ飲食処紹介を兼ねて、次回帰国時もお送りしたいと思います。 イタリアではひたすら籠もって作業の数ヶ月でしたが、今年初、少しばかりの息抜きができました。いつもみんなのおかげで、日本がだいすきです。
by caopom
| 2010-06-15 10:24
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